公務員が勇気出して自作Tシャツ売ってみたらハッピーになった話

自分で作った商品を買ってもらえると、幸福度ブチ上がります。

僕は自作Tシャツを販売していますが、その体験から実感しました。

そうは言っても、自分で作った商品売るのって、ハードル高いですよね。

「ちょっと恥ずかしい」
「買ってもらえるのかな」
「自分で値段決めちゃっていいのかな」

僕はこんなハードルでずっとやるかどうか悩んでました。

そんなハードルがありますが、「やらないのは損!」と言い切れるほどの体験だったので紹介したいと思います。

 

どうして公務員の僕がTシャツを販売してみようと思ったか

僕は環境保全系の仕事を担当していたので、環境保全を目的としたさまざまな住民団体の方と関わりがありました。

ある時、

「多くの人に環境に興味を持ってもらうため、何か無料配布グッズを作ろう」

という話が持ち上がりました。

 

アイデアを出し合う中で、

「自分の撮りためたカエルの写真を缶バッジにしてはどうか」

と提案してくださるNPO法人秋田水生生物保全協会の木村さんという方がいて、こんな写真を見せてくれました。

 

美しすぎる…!こんな爽やかなスカイブルーのカエルがいるのか・・・!

僕はそこまでカエルには興味なかったのですが、あまりに感動したので業務範囲外で木村さんの事務所までいって他の写真も見せてもらいました。

膨大な枚数の写真。こだわり尽くしたレイアウト。僕は圧倒されてしまいました。

聞けば、

「秋田のカエル図鑑を作ろうと思い、準備している」

とのこと。

どうりで、こんなにいい角度で撮ってるわけだ。

写真に感動したと同時に、心から生き物を愛している木村さんにも感動しました。

愛がなきゃここまでのことはできない。

 

僕はこのスカイブルーのカエルをプリントしたTシャツを作って、自分で着ようと思いました。

そこでさらに気付きます。

「そこまでカエルに興味なかった僕が欲しくなるほどのTシャツなら、きっと他にも欲しい人がいるはず」

ちょうど僕は、自分の「マーケット感覚」を試してみたい衝動に駆られていた時期でもありました。

この「マーケット感覚を身につけよう」という本に影響されたから。

ということで、

「無料で配るだけなんてもったいない!Tシャツを作って売ってみよう!」

と動くことになりました。

本当に売ることができたら、NPO法人の活動資金にもできるし!

 

公務員の僕がTシャツを売るときの副業禁止ハードル

「Tシャツを作って売ってみよう!」と思ったはいいものの、僕は公務員。

常識的に、いわゆる副業はできません。

でも、諦めるつもりはありませんでした。

だって、恐らくいいことしかないから。

 

結論から言うと、

・NPO法人の一員として
・NPO法人の事業として
・無報酬

という条件を満たすならやってもいい(副業許可申請をする必要がない)ということになりました。

(公務員の副業についてはこちらの記事にまとめています。)

僕はNPO法人水生生物保全協会の一員となり、木村さんと相談しながらTシャツ販売をやってみることにしました。

 

公務員の僕が思い付きでTシャツ売ってもなかなか売れない…

TシャツトリニティでTシャツを作り、BASEでショップを作って販売開始!

(Tシャツを売るまでの手順はこちらの記事にまとめています。)

 

しかし!世の中そう甘くはなかった。

いくら待っても、全く売れませんでした。

ショップさえ作れば、いいものなんだから誰かの目にはとまるだろうと思ってました。

でも、それも全くない。

 

PRといえば、自分のTwitterで告知したくらい。

年度末年度初めでフツーに忙しかったのと、ショップを開設した達成感でなにもPRしていませんでした。

今思えば甘い甘い見込みでしたが、結果が出ずやる気もなくなっていきました・・・

 

Tシャツを初めて買ってもらえた!

ショップを開設し、結果が出ないまま3か月が経過。

そんなある日、木村さんから

「森吉山でカエル観察会をやるからよかったら来てみないか」

とお声掛けいただきました。

Tシャツが売れなくて落ち込んでましたが、カエル自体への興味はまだ強く持っていたので、参加することにしました。

そしてまた気付きます。

「カエル観察会のおみやげにTシャツをPRすれば、買ってもらえるかもしれない」

このおみやげ理論は「革命のファンファーレ」からもらったアイデアでした。

(めっちゃ面白いですこの本。)

カエル観察会は未知との遭遇で面白かったなあ。

(その時のブログ

http://ishizawahd-gen.hatenablog.com/entry/2018/07/03/183129

木村さんは「モリアオピョン吉Tシャツ」

(木村さんからのオーダーで作っていた。後姿を背中にプリントしてるのがこだわりポイント)

を着ながら、参加者の皆さんにレクチャーしてくれていました。

「かわいい!」と反応は上々。

カエル観察会が終わり、ほんのちょっとだけ時間をもらいカエルTシャツをPRしました。

 

その日の深夜。

Gmailに「BASE 商品購入通知」とのメールが・・・!

参加者の方に買ってもらえたのです!

感動して震えました。

自分がいいと思ったものを認めてもらえることが、こんなに嬉しいことだったとは。

「わざわざお金を出してまで買ってもらった」

ことで、感動を共有できたと感じました。

人生で初めての経験でした。

公務員の仕事だけやってれば、できない経験だったと思います。

 

Tシャツを買ってもらえたタイミング

カエル観察会の後、買ってもらえたタイミングは、

・「エコ&リサイクルフェスティバル」という秋田駅前のイベントでTシャツをPRしたとき

・職員掲示板でPRしたとき

でした。

累計15枚程度買ってもらえています。

なんらかのPRを打たないと、買ってもらえることはないということがわかってきました。

いまでも、買ってもらえるたび幸せな気分になっています。

 

最後に

というわけで、自分で作った商品を買ってもらえると、幸福度ブチ上がります。

PRは大変かもしれませんが、やってみない手はありません。

もし

「こんなデザインのものが欲しいな」
「素敵な写真だな」

なんて思ってる方がいたら、ぜひやってみてください!

 

カエルTシャツショップはこちら

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《秋田のカエルTシャツ販売中!》NPO法人秋田水生生物保全協会が運営するショップです。秋田は水の生き物の宝庫。かわいい、ファッショナブルな生き物たちのグッズを販売します。【カエルの写真を撮った人】当協会の「カエル狂」こと木村青史。カエルの研究に明け暮れ、そのカエル愛は他の追随を許さない。【Tシャツ販売担当】秋田県職員、...

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